「人を守ることが医療を守る」
第74回定期大会で決意新たに
厳しい医療情勢の中でも一致団結
厚生連労組は、10月17日(金)に新潟市中央区の新潟自治労会館で第74回定期大会を開催しました。大会には、執行部・代議員・来賓など約60名が出席し、2024年度の活動を総括するとともに、2025年度の運動方針を討論し、決定しました。
冒頭、和田執行委員長はあいさつで「人を守ることが医療を守ること。この信念を胸に、地域に必要な医療を守り、組合員が安心して働き続けられる職場づくりを進めていこう」と力強く呼びかけました。また、物価高騰や実質賃金の低下などの社会全体の厳しい情勢、そして新潟県厚生連が抱える深刻な経営課題にも触れ、「経営改善の名のもとに繰り返されてきた人件費削減は、現場の疲弊と離職を加速させている。人を減らしても経営は良くならない。人への投資こそが最大の経営改革だ」と強調しました。
来賓として、自治労新潟県本部の登坂執行委員長、全厚労本部の花澤中央副執行委員長が出席し、連帯と激励のあいさつがありました。
討論では、9支部から12の発言があり、「年間賞与交渉」、「特別賞与」、「賃金・労働条件の改善」、「人員確保」、「職場実態」、「組織拡大」などについて、活発な意見が交わされました。大会では、1年間の活動報告・決算報告・新年度の運動方針、予算、そして新執行部体制を満場一致で承認しました。
最後に、「地域に必要とされる医療と組合員の雇用・生活を守り、安心して働ける職場をつくる運動を進める」ことを全員で確認し、団結ガンバローで締めくくりました。
厚生連労組は、大会で決定した運動方針をもとに、これからの一年、組合員とともに力を合わせて取り組んでいきます。
第1回中央委員会を開催し、秋闘方針を決定
定期大会終了後に第1回中央委員会を開催し、2025年秋闘方針を決定しました。とりわけ、12月賞与については2.0カ月を要求し、実現に向けて全組合員が一丸となって取り組むことを確認しました。
また、中央委員会では、各支部で実施したストライキ権確立投票(スト権投票)の開票が行われ、2025年秋闘のスト権が確立されました。
厳しい情勢の中でも、職場の声と意思が確実に結集された結果であり、厚生連労組はこの力を背景に、要求実現と組合員の生活を守る秋闘を力強く進めていく方針です。
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